Operaはタブ機能で有名になったインターネットブラウザです。処理エンジンが高速で快適なため一部のユーザーに支持されていますが、PCでのシェアはIEやFirefoxなどに遠く及びません。そのOperaは、コンピューターが家電に組み込まれていく流れに合わせ、主戦場をPCから他のデバイスに移行しています。
一部の携帯電話のフルブラウザとして搭載されたり、家庭用ゲーム機のWiiや、近く発売される携帯型ゲーム機ニンテンドーDSiなど様々な非PC製品に採用されています。IEの開発元であるマイクロソフトのような巨大企業ではないでしょうから、様々なデバイスに対応できる設計にすることで競争力を維持し、存在感を出しています。
さて、iPhoneはApple製のSafariが標準搭載されていますが、今後Opera for iPhoneの登場は実現するでしょうか?既にOpera for Macは存在するため技術的ハードルは低いものと思いますが、「競合するアプリの配布は認めない」というAppleの姿勢を考えると残念ながら実現可能性は低いように思います。
仮にOpera for iPhoneが有料で登場した場合ですが、無料であれば言わずもがな、有料でもかなりのダウンロードが見込めると思います。iPhoneをネット端末として使用している人も多いと思いますが、その入り口となるブラウザに選択肢があることは大歓迎です。筆者は10ドルでもダウンロードすると思います。
AppleとOperaにこの思い届け、とばかりに書いてみました。ついでにFirefoxなどもなんとかならないですかね?IEは結構ですがw
2008 年 10 月 14 日
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この記事が参考になると思います。
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20376076,00.htm
safariとの競合が問題と言うより、独自にスクリプトを実行できる仕組みを問題にしているようですね。
コメント by ideal — 2008 年 10 月 14 日 @ 6:06 PM
idealさん情報ありがとうございます。
やはり開発しないメインの理由はAppleの体制にあると私は読み解きましたが、いかがでしょうか?
コメント by admin — 2008 年 10 月 15 日 @ 9:37 AM
どうあれ政治的な理由が中心になるのは間違いないでしょうね。
競合するアプリの配布はNGとか言ってるわりにはあっさりYahoo地図が公開されてたりしますから、将来的にAppleがどう態度を変えるかは注目していきたいところです。
あるいは、Firefoxならオープンソースですから、誰かがJailBreak環境用に開発しようと思えばできてしまいますね。
決して簡単ではないでしょうけど。
コメント by ideal — 2008 年 10 月 16 日 @ 5:39 PM
idealさん、コメントありがとうございます。
私もそう思います。
政治的という意味では、地図やGMailなど予めGoogleを抱き込んだiPhoneが、検索エンジンのライバルであるYahooの関連会社ソフトバンクから販売されたところなど、衆参の「ねじれ」のような感じですw
コメント by admin — 2008 年 10 月 17 日 @ 9:53 AM